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ええ、何度も言いますが自分もいい加減、いいおっさんです。
むしろ悪いおっさんです。

片手で数え切れる程度しかいないリアル知り合いはみなケコーン。そしてコドモー。
はぁ、お前ら揃いも揃って妊娠ENDかよ!
と、叫ぶも虚しく空へと消えていきます。

しかしこのまま行くとお前、妊娠ENDどころか通常END(誰とも仲良くならなかった場合)になるぞ、と。
脅されたので、考えてみた。




現在66歳。いんやん氏。
明日は67歳の誕生日だが、特に予定はない。
今日は膝の調子が悪いので週に1度は通っている近所の病院へ行く予定だ。

ガチャリ。部屋のドアを閉めて鍵をかける。
鍵をポケットにしまうと痛む膝を庇うようにのろのろと病院へ向かう。
今日も、いい天気だ。
空はこんなに青いのに・・・虚しい。
・・・
・・


「じゃあ、そちらの席でお待ち下さい」
30分かけて歩き、病院へ到着した。
受付を済ませると待合室で順番を待つ。

ごそごそ
鞄の中から本を取り出して読むことにする。
ちなみに今読んでいるのはゼロの使い魔451巻。
よもや定年を過ぎてまでラノベを読むとはあの頃は思ってもみなかったな・・・。
しみじみと感慨に耽る。
物語の中の登場人物は自分が青春を送っていた頃と大差ない年齢まま、今日もドタバタと楽しそうだ。

しばらく本を読んでいると急に騒がしくなってきた。
どうやら子供がやってきたようだ。
兄妹だろうか、何が楽しいのかぎゃあぎゃあ騒いでいる。
母親らしき女性が「ほら、病院なんだから静かになさい」などと言っているが喧騒は収まらない。

気にせず本に目を戻す。
と、
ドシン!
子供がぶつかってきた。
「こら!おじいちゃんに迷惑になるでしょ!静かになさい!」
母親に本気で怒られた子供はやっとおとなしくなった。
「すいませんね、ほんと」
ぺこりを頭を下げる母親。
「いえ、大丈夫です」
私はお辞儀を返すとまた本に目を戻す。
自分も結婚していれば、あのくらいの孫がいたんだろうか・・・。
はぁ、とため息がもれた。
・・・
・・


「いんやんさーん」
看護婦に呼ばれたので診察室へ入る。
「今日はどうなされましたか?」
いつもの若い先生だ。
「膝がちょっと痛くなってきてね・・・」
私は膝をさすりながら説明をする。

ひとしきり診察をしたあと、先生が口を開く。
「そろそろ、いんやんさんも施設に入る事を考えたほうが良いと思いますよ」
施設、か。
「お一人で色々と不自由じゃないですか? 最近はそういった介護施設も増えていますし・・・」
「はぁ、そうですねぇ・・・」
「じゃ、今日はこれで終わりです。あまり無理をしないでくださいよ」
「わかりました。いつもありがとうございます」
「湿布薬を出しますので、待合室でお待ち下さい」


帰り道の途中、コンビニでタバコと弁当を買って帰宅した。
タバコはあの頃から比べると恐ろしく高値になった。

ガチャリ。
「ただいま」
もちろん返事はない。
弁当をレンジで温めて作り置きしてある麦茶をコップに注ぐ。
「いただきます」
丸いちゃぶ台で食事を・・・



ぎゃああああああああああ
なんじゃこりやああああああああああああ

もうだめだ。
死のう。

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